肌荒れの原因も!健康状態を便で簡単に見極める4つのポイント

食物繊維を豊富に食べると、 健康状態がよくなり、便の状態に反映されます。 便は健康状態把握には手っ取り早く簡単ですので、 こまめにチェックしましょう。 便の状態で健康状態を見極める
便の状態なんて汚くてチェックしたくない!なんて言わずに、 健康状態の良い便は色がきれいでにおいもクサくありませんよ。 便の状態は腸内の善玉菌、悪玉菌の量に大きく左右されます。

便のにおいはクサくて当たり前?

便は普通クサイですが、 実は健康な状態の便はほとんどニオイはありません。 悪臭を放つ便は不健康とイコールです。

悪玉菌が多いと硫化水素やスカトールなどの有害物質により、 臭いにおいを発生させます。 排便回数が少ないと、便の腐敗はどんどん進みますので、 それに連れて有害物質が多く発生しニオイのもとになります。

有害物質は便のみではなく、血液によって全身に広がります。 気が付かないうちに体臭にも影響しますし、肌荒れの原因にもなります。 毎日の便のにおいはチェックするようにしましょう。

逆に善玉菌が多い便はこれら悪臭のもとである有害物質が発生しません。 そのためニオイもほとんど発生しないんです。クサくない便は健康の証でもあるわけですね。 便のニオイが気になりだしたら、食生活などを疑うようにしましょう。

色は濃くないか

色は腸内のPH(ペーハー)、つまり酸性かアルカリ性かによって変わります。

食物繊維を十分とり、腸内の状態が良い場合は善玉菌が豊富で弱酸性の状態です。 この時便は黄色っぽい色になります。逆に肉類を多く食べていると腸内の状態が悪く、 悪玉菌が多くなりアルカリ性になっています。 そうなると、便の色は濃くなり、茶色や黒っぽくなります。

便は茶色や黒っぽいのが当たり前と思っていませんか? 健康な便というのは本来黄色っぽいという事を認識しましょう。 色は確認しやすいですし、食生活を改善していけば、 短期間で結果として効果が現れます。

現在茶色っぽい便の人は、食生活などに気をつければ文字通り目に見えて改善が確認できますので、 老化予防のモチベーションも上がりますね。 それに連れて体調もみるみる良くなりますよ。

1日の排便回数

1日3回規則正しく食事をする場合、排便も規則正しく3回が理想です。あなたが食事で取り込んだものは、栄養分を吸収し、吸収しきれなかったカスが便になるまで丸1日かかります。ですので、1日前の食事のカスを1日後に排泄するわけです。

そう考えると、きっちり3回食事する人は排便も3回必要という事ですね。

便は腸に滞留する時間が長いほど腐敗が進行し、発がん性物質をはじめとした有害物質を発生させます。つまりこれら有害物質は毒素のかたまりなわけです。出来るだけ早く便は排泄するに越したことはありません。

丸1日以上排便が無い状態が普通という人は要注意です。食事に何らか問題がある可能性が大きいので、自分の現状を確認し、改善していきましょう。

便は固過ぎないか

便は硬くてもダメだし、下痢気味でも良くありません。健康な便はバナナ状で柔らかいです。

通常、便はその約7割が水分です。野菜など食物繊維が豊富な食生活であれば、便が水分を吸収しやすくなり、便が柔らかくなります。もちろん水分そのものを適度に飲むのは言うまでもありません。

また、食物繊維は腸に働きかけて便秘を防いでくれますし、有害物質をからめとり、柔らかい排泄しやすい便にしてくれます。

便が固いと便秘気味になって有害物質が発生する原因にもなります。毎日の排便がつらく、憂鬱にもなりますよね。日頃から水分を適度に摂り、食物繊維が豊富な食事を心がけましょう。

また、発熱など、病気の症状がないのに下痢気味という方は、不規則な生活やストレスなどから腸の機能が低下し、水分を吸収出来なくなっている可能性があります。

この場合は水分がそのまま排泄される事になりますので、下痢気味の便となります。特に若い時は無理をしがちなので、心当たりのある人は気をつけましょう。

下痢になる事が多いという人は、まず生活習慣を見直し、ストレスをできるだけ溜めないようにしましょう。

適度な運動も腸のぜん動運動を活性化させる事ができます。日頃から出来るだけ歩くクセを付け、歩くときも少し早歩きするなど、ちょっと工夫すれば、ジムなどに通わずでも日常生活の中で改善できます。

まとめ ― 便は健康維持のバロメーター

腸内で腐敗した便は有害物質を発生させ、血液により全身に運ばれます。そうなると肌荒れなどの見た目や、口臭、体臭にも影響します。

そればかりではなく免疫機能の低下やガンの原因にもなり、より深刻な事態へ発展する可能性も大きいです。

腸は体全体の免疫の7割以上が存在しています。健康に美しく、適切なエ老化予防には、腸内環境改善は必須事項と言えます。

腸内環境を改善するには、腸の善玉菌を増やす事が必要です。発酵食品や食物繊維など、日頃の食生活に注意を払いましょう。

便の状態を確認する事は老化予防にとって、すごく重要です。毎日意識して確認する事で、健康状態の変動に敏感になる事ができます。健康維持のバロメーターのひとつと捉え、欠かさず確認していきましょう。