体をサビさせる原因であり、老化に最も大きな影響を与えているのは活性酸素です。
目次
呼吸で取り込む活性酸素
呼吸で取り込んだ酸素のうち約2%は活性酸素に変わり、あなたの遺伝子や細胞にダメージを与えています。
なぜ体にダメージを与える酸素を、わざわざ取り込んでいるのか不思議ですよね。それは生物が酸素を使うことによって、より大きなエネルギーを作ることが出来るからなんです。
身近に存在する酸素を取り込む事で、食べ物から得た栄養素と共に、子孫を増やす為の大きなエネルギーを作っているわけです。それが皮肉な事に老化の原因にもなっているんですね。
呼吸を止めるわけにはいきませんので、呼吸による活性酸素は避けることが出来ません。ではどうすれば良いかというと、除去能力を高めるしかありません。
若いあいだは体内に備わっている除去能力である抗酸化力が十分機能します。しかし、年齢と共に抗酸化力は低下しますので、何もしなければ老化はどんどん進行してしまいます。
不自然な化学物質の摂取
あなたの周りには、様々な化学物質が存在しています。食品や飲み物、化粧品などにも多数含まれますが、これらにより活性酸素が発生します。
安全ではない添加物などが含まれる商品を摂取したりしないよう、日頃からできるだけ避ける努力をしましょう。
全く無くしてゼロにする事は、近年では非常に難しくなってきました。だからといって諦らめるのでは無く、ストレスにならない程度で気を付けるようにしましょう。
特に小さいお子さんは影響が大きいので、親が制御してやる必要があります。ある程度成長してから制御するのは困難です。小さいうちから習慣化する事で、成長してからも苦しまずに済みます。
紫外線で活性酸素が増加
紫外線の害は一般的にも認知されていますので、あえて言うまでもありませんが、極力浴びないようにしましょう。
紫外線による老化は光老化と呼ばれます。これは、主に加齢が原因の老化に上乗せされるかたちで老化を促進させます。可能な限りの対策を施しましょう。
外出の時は、夏でも出来るだけ長袖にする、帽子は必ず着用する、UVカットの商品を使用する、安全な無添加の日焼け止めを使うなど、積極的な対策が必要です。
また、季節や時間帯、天候などによっても紫外線の強さは変わりますが、一番弱い時でも、ダメージを与える程度の強さはありますので、例えば冬だからとか、曇っているから大丈夫だろうというのは間違いです。
紫外線対策は天候、季節や時間帯を問わず実施するべきですね。
タバコにより老化
タバコは百害あって一利なしです。老化を促進する多くの要素を含んでいます。
血行不良や肺がんのリスクが増えるだけではなく、女性にとっては重要な女性ホルモンを分解してしまう働きもあります。肌も荒れますし、女性にとっては特に、良い事は何もありません。
また、タバコには数千種類の化学物質が含まれており、かなりの有害な成分や発がん性物質も多数含まれます。肺がんや喉頭がんのリスクが高まり、健康寿命を縮めてしまいます。
そもそも吸うことがカッコイイとか、悪ぶって周りの友人などへの変な見栄などで吸い始める人が多いんですね。そういう行為自体カッコ悪いですし、人生にとって大きな損失ともなりかねないです。
タバコは社会全体が排除する方向に向かっており、喫煙場所も年々減っていますよね。肩身の狭い思いをしてストレスも多少感じながら吸うより、堂々と禁煙しましょう。
禁煙が成功すれば、周囲からも意思が固いと好評価を受けます。責任ある立場の人は特にそうですよね。欧米などでは、喫煙者は出世できない風潮があるくらいです。
タバコは税金の関係などから値上がり傾向にありますよね。禁煙すればタバコを買うお金の節約にもなりますので、浮いたお金を老化予防に充てれば良い事ばかりですよ。
ストレスが老化に影響
ストレスは色んな弊害をもたらします。様々な病気の原因にもなりますが、完全になくすのは不可能に近いでしょう。しかし色んな物事への対応の仕方でストレスは減らしたり、発散させたりもできます。
まずはストレスになるような原因、つまりストレッサーにどう対応するかがまず重要です。
例えば車を運転している時にタイヤがパンクした、というストレッサーが発生したとします。
普通はネガティブに捉えますよね。そんな時に、せっかくだからどんなタイヤがあるか調べてみようとか、燃費の良いタイヤをこれを機に試してみよう等。
他にも、これで足止めされた事で事故が回避されたかもしれない、安全運転を心がけようとか言った具合に。
ストレッサーをポジティブな行動を起こすきっかけにできたら、それはもうストレスでは無くなります。あえて言うならポジティブストレスといったところですね。
また、起こった事を些細な事にしてしまう。タイヤがパンクしたのが近場へ向かう場合、例えば10分で着くような場所だったら、それによる時間のロスは大きく感じますよね。
しかしそれが仮に地球一周の途中だったらどうでしょう。そんなに深刻にはなりませんよね。むしろ一息つこうか、となりますよね。
長い人生から考えるとわずかな時間、という風に捉えるわけです。このような事は日常で頻繁に発生し得ることですよね。
だからこそ発想をポジティブにするクセをつければ、多くのストレスを回避できます。
つまり、 考え方次第で同じスレッサーでもストレスになったりならなかったりする訳ですね。
ホルモン分泌の減少
特に女性についてですが、30代位から急激に女性ホルモンは減少に転じます。そして次第に更年期障害へと発展していきます。
これは避けるのは難しいですが、女性ホルモンに似た作用をする成分を取り入れることで緩和できます。
特にザクロには女性ホルモン様物質を始め、女性に嬉しい栄養素が豊富です。その栄養素を余さず摂れるドリンクがオススメです。いつまでも若さ、美しさを保つには、ホルモン減少への手当は必須といえます。
サビついた体を元に戻すには?
活性酸素は避けられない原因も含まれますので、取り込んだ活性酸素をいかに除去するかも重要です。還元力を活性化するには、抗酸化物質を取り込む必要があります。
水素は抗酸化に最適
水素はかなり強い抗酸化作用があります。活性酸素を中和し、無害な水へと変化させ体外に排出してくれます。水素は最も小さい原子なので、体のすみずみにまでいきわたることが出来、活性酸素と結合して無害化できます。
しかし、水素は摂取したとしても気化しやすく、体内に取り込むことが困難でした。しかし近年、天然成分を使って、体内で水素を発生させることが出来るようになりました。
これらの商品を効果的に使用すると良いですね。
フィトケミカルは強い抗酸化作用があります。
植物は厳しい環境で生き抜くために、様々な方法を身につけ進化してきました。植物はご存知の通り自力で移動出来ませんので、紫外線や虫などから身を守るためには、
・視覚に訴える色
・嗅覚へ作用する香り
これらによって外敵を遠ざけてきたんです。これら味、色、香りなどに含まれているのがフィトケミカルと呼ばれる物質です。
これらフィトケミカルは活性酸素を取り除く作用があります。我々人間は体内でフィトケミカルを作る能力はありません。しかし、色んな形でフィトケミカルを摂取する事が可能です。
お茶や野菜、果物、豆類、海藻など、色んな植物に含まれたフィトケミカルを摂取できます。有名な成分としては、緑茶に含まれるカテキン、大豆に含まれるイソフラボンや ニンジンに含まれるβカロテンなどです。これらの植物を積極的に摂取し、 還元力を高めましょう。
まとめ ― 活性酸素を増やさず効率よく除去!
活性酸素は老化予防の最大の敵といえます。まずは極力体に取り込まないよう、紫外線対策、禁煙、化学物質を避けるなど、対策できる事は積極的に実施しましょう。
呼吸やストレス、ホルモン分泌の減少など、どうしても排除できない因子もあります。そういった因子には、フィトケミカルなど抗酸化物質によって 還元力を活性化し、老化予防を実践していきましょう。